肝硬変を患っている場合の低用量ピルの使用と偽薬

ピルはもともと避妊のために開発された薬です。ただ現在では月経痛の緩和や子宮内膜症の治療などにも使用されるなど、女性特有の体調とメンタル面を安定させるための薬としても使用されています。
低用量ピルには、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2つの女性ホルモンが含まれており、1日1錠を服用することで、体内の女性ホルモンのバランスを徐々に安定させていきます。
中・高用量ピルに比べ低用量ピルは、含まれているホルモンの量が少ないため、安全性も確立されています。ただし心筋梗塞や肝硬変、血栓症などの大きな病気がある場合には服用は難しいので、医師と相談することが必要となります。特に肝硬変などの肝疾患がある場合は、服用は避けた方がよいでしょう。
ピルを服用中は、排卵が止まり女性ホルモンの大きな変動もないため、体調も安定していきます。通常は3週間飲み続け1週間休むというものがほとんどですが、ただ毎日飲み続ける習慣をつけるために、休みの1週間は偽薬を飲むようにセットされているピルもあります。この偽薬を飲んでいる間に、血液中のホルモンの濃度が下がり、そのために子宮内にためられていた子宮内膜が剥がれて月経のような出血を起こします。この偽薬を飲んでいる期間を休薬期間と呼び、月経よりも量が少なく痛みが少ないのが特徴です。

低用量ピルは、日本では避妊薬としてよりも、月経痛の緩和や子宮内膜症を改善する薬として利用されるケースが少なくありません。メリットが多いピルですが、ホルモンに敏感な人には、飲み始めに吐き気や頭痛、むくみが出る場合があります。通常1週間ほどでこれらの症状は解消しますが、初めて服用する際は医師の診断を受ける方がよいでしょう。

血栓症や肝硬変などの疾患がある場合には服用することはできませんが、避妊薬やその他の効果があるピルに興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。

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